3日の市場は日経平均が3日ぶりに小反落。終値は前日比14円安の3万8686円だった。前日の米国市場はレーバーデーのため休場。代わって注目された欧州市場は英国が続落する一方、ドイツ株は小幅に最高値を更新するなどまちまちの動きだった。東京市場にとって外国株は材料とならなかったが、為替市場がやや円安に振れたため日経平均は取引開始から買い進まれる展開。10時半前には3万8967円(266円高)まで達したが大台には届かず。その後は上値の重さが逆に意識されてしまい前引けにかけて上げ幅を縮小して行った。後場に入ると小幅マイナス圏へ落ちてから横ばいで推移。日経平均採用の値ガサ株の下げで指数が押し下げられている。一方、東証上場全銘柄で算出する指数トピックスは堅調でこちらは6日続伸。薄く広く買われており全体が上げ基調を維持していることを物語っている。世界株のけん引役である米国に売り材料がなく、日本株もトピックスのように着々と買い進まれる好需給相場がしばらくは続きそうだ。
個別では投資有価証券の売却益を計上するTBS、外国証券が投資判断を引き上げたNTTデータが上昇。国内長期金利の上昇を受けて三菱UFJ、みずほFGなど金融株も高い。一方、アドテスト、東エレク、レーザーテクなど半導体関連株が安く日経平均を押し下げている。プライム市場では唯一、資生堂が年初来安値を更新した。(ストック・データバンク 編集部)