株価指数先物【昼】 3万9000円乗せ後は調整も75日線が支持線に

日経225先物は11時30分時点、前日比10円高の3万8720円(+0.02%)前後で推移。寄り付きは3万9110円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8990円)を上回り、買いが先行して始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万9140円を高値に軟化し、中盤にかけては3万8900円〜3万8950円辺りで売り買いが交錯した。さらに、終盤にかけてはロング解消や短期的なショートの動きから下落に転じると、一時3万8670円まで売られた。

日経225先物は3万9000円に乗せたことで、利食いに伴うロング解消の動きは入りやすい状況であろう。買い一巡後はショートを交えての調整となったが、75日移動平均線が位置する3万8630円に接近する局面ではカバーも入りやすい。東証プライムの売買高は7億株台にとどまっており、海外勢のフローは限られるなか、スキャルピング中心のトレードであろう。後場は75日線を支持線としたロングが意識されやすく、支持線として機能する局面においては、ショートカバーを誘い込む動きになりそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.27倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まったこともあり、朝方には一時14.32倍まで切り上がる場面もみられた。その後は軟化する形となったが、14.21倍辺りで推移する200日移動平均線を上回っての推移を継続しており、押し目ではNTロングが入りやすいとみておきたい。