今週の日経平均終値は3万8647円で、前週末比283円高でした。
今週の日経平均は小幅ながらも3週連続で上昇し、強固な上値抵抗ゾーンである3万8000円台に入ってもなお底堅い動きを維持している様子がうかがえます。ベースには米国の利下げと米景気のソフトランディングがあり、株式を売る理由はこの両者によって基本的にはなくなっています。日本株はその影響で円安という追い風が吹きにくくなり、米国株に比べて上げ方は鈍っていますが、それでもお金をあまらせた外国人が相対的に割安で出遅れている日本株に資金を回す流れは維持されており、個人の買い余力の大きさもあって基調的な株高が続くことは間違いなさそうです。上場企業の4－6月決算を経て1株当利益が増えていることも今後の安定上昇相場に寄与してくるでしょう。秋相場で4万円くらいまでは展望できそうです。（ストック・データバンク 編集部）