今週の日経平均終値は3万8364円で、前週末比301円高でした。
今週の日経平均は節目の多い3万8000円台に入って気迷いが生じたのか、週間では小幅な上昇にとどまりました。先々週の安値(3万1156円)から今週の高値(3万8408円)まで7000円以上も戻しているので値幅的にも上げ一服となっておかしくはありませんが、この3万8000円台は今年5〜6月にしっかりともみ合った分厚いカベが出来ており、戻り待ちの売り物が出やすいゾーンでもあります。また、13週移動平均線(3万8566円)、26週移動平均線(3万8782円)という注目度の高い移動平均線も上値に控えており、戻りのメドとして多少は意識されてしまいます。もっとも、9月には米国で利下げが行われる予定ですのでスタンスは押し目買いで良いでしょう。ここからの上値はやや重くなりそうですが、PER面を見ても秋相場として最終的には4万円近くを目指しても不思議ではないでしょう。(ストック・データバンク 編集部)