株価指数先物【昼】 25日線を支持線に押し目ではロングの動き

日経225先物は11時30分時点、前日比300円安の3万7780円(-0.78%)前後で推移。寄り付きは3万7560円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7535円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。直後に付けた3万7510円を安値に押し目待ち狙いのロングが意識されるなか、中盤に3万7880円まで下落幅を縮める場面もみられた。終盤にかけては3万7700円〜3万7800円辺りでの保ち合いが続き、下値の堅さは意識されている。

日経225先物は米株安と為替市場での円高が重荷となる形で売りが先行したが、下へのバイアスは強まっていない。売り一巡後は円高が一服するなか、押し目狙いのロングが意識されたほか、25日移動平均線(3万7430円)が支持線として機能しており、ショートを仕掛けづらくさせている。為替にらみではあるが、短期的には前場に付けた高値の3万7880円辺りを狙った動きが意識されそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.22倍に低下した。一時14.16倍まで下がり、14.19倍に位置する200日線を下回る場面もみられたが、その後は同線を上回っての膠着となった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軟調ながら、東証プライムの値下がり銘柄は8割近くを占めていることもあり、NTショートにも振れにくいだろう。