日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の3万8040円(-0.13%)前後で推移。寄り付きは3万7720円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7650円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。ただし、現物の寄り付き直後に付けた3万7650円を安値に押し目狙いのロングが入り、中盤にかけて3万8110円まで買われ、プラスに転じる場面もみられた。買い一巡後は再び3万7840円辺りまで売られたものの下値は堅く、終盤にかけては3万8000円を挟んでの推移となった。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から始まったが、売り一巡後は25日移動平均線(3万7730円)を上回っての推移をみせており、同線が支持線として意識されている。積極的な上値追いのロングは限られているものの、ショートも仕掛けづらくさせている。引き続き25日線に接近する局面においては、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.19倍と横ばい。14.19倍で推移している200日線を挟んだ14.17倍〜14.22倍辺りの狭いレンジでの動きとなった。引き続き、14.00倍〜14.20倍辺りの直近のレンジ推移であるため、トレンドは出にくいだろう。ただし、東証プライム市場の騰落銘柄は値下がり数が若干上回っているほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が日経平均型を支えており、ややNTロングに振れやすい。