今週の日経平均終値は3万8062円で、前週末比3037円高でした。
今週の日経平均は5週ぶりに大幅反発し明確な底打ちを示してます。先週の週足は約4000円規模の長い下ヒゲを引き、週間安値3万1156円はあまりにもイレギュラーで、極めて特殊な安値であることがこれで証明されました。ある部分は円キャリートレードで作られた投機的な7月高値(4万2426円=史上最高値)ではありましたが、逆に円キャリーの強烈な巻き戻しで作られた今月5日の安値も投機の崩壊で作られた異常値で、近々に再現できるような安値ではありません。相場はしばらく7月高値も8月安値も更新することなく、両者の範囲内で数か月は推移することになるでしょう。ただ、米景気のソフトランディングと日銀の追加利上げがなければ相場の水準はじわりと上がって行くことになると思います。残す8月相場は3万8000円台に定着できるかがポイントとなるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)