株価指数先物【昼】 25日線クリアなら75日線が次のターゲット

日経225先物は11時30分時点、前日比1140円高の3万7790円(+3.11%)前後で推移。寄り付きは3万7630円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7625円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。買い一巡後は中盤にかけて3万7500円まで上げ幅を縮める場面がみられた。ただし、売り一巡後は再びロングの動きが強まり、終盤にかけて一時3万7870円まで買われた。

日経225先物は終盤にかけての上昇により、25日移動平均線(3万7890円)に接近してきた。週末要因もあってロングを仕掛けてくる動きは限られる一方で、利益確定に伴うロング解消のほか、短期的なショートも入ってくる可能性がありそうだ。ただし、同線を明確に上放れてくるようだと、75日線が位置する3万8640円辺りが次のターゲットになることで、節目の3万8000円辺りへのトレンドが強まりやすいだろう。後場は持ち高調整の動きになりそうだが、ショートは避けておきたい。

NT倍率は先物中心限月で14.17倍に上昇した。25日、75日線が位置する14.09倍を上回って始まり、14.19倍辺りで推移している200日線を捉える場面もみられた。引き続き、14.00倍〜14.20倍の直近のレンジ内での推移であるため、後場はリバランスの動きになりそうだ。