株価指数先物【昼】 週足の-1σ接近で押し目狙いのロング対応に

日経225先物は11時30分時点、前日比350円安の3万8100円(-0.91%)前後で推移。寄り付きは3万8370円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8330円)にサヤ寄せする形から、売り優勢で始まった。寄り付きを高値にショート優勢の動きとなり、現物の寄り付き直後には3万8150円まで下落。その後はショートカバーとみられる動きから中盤にかけて3万8340円まで戻したものの、プラスに転じることはできず、終盤にかけて再びショート優勢のなかで一時3万8070円まで下げ幅を広げる場面もみられた。

業績上方修正を発表したファナック <6954> [東証P]が買われるなか、日経225先物は中盤にかけて下落幅を縮めたものの、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の下げが重荷となった。ランチタイムで一時3万8050円まで下げているが、日米金融イベント待ちのなかでは、積極的にショートを仕掛けてくる動きは考えづらいだろう。週足のボリンジャーバンドの-1σが3万8020円辺りで推移しており、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。

NT倍率は先物中心限月で13.92倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさ株が弱い値動きとなる一方で、自動車株が買われていることから、TOPIX型優位の状況である。一時13.89倍まで下げており、このところの保ち合いレンジを下放れつつあるため、ややNTショートに振れやすい。