<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2024年7月26日

今週の日経平均終値は3万7667円で、前週末比2396円安でした。

今週の日経平均は2週連続の週足大陰線となり短中期的な天井形成感を出しています。直近の4週連続陽線をこの2週間の下げで全て埋めてしまい、この部分の上昇は概ね否定されてしまった格好に。仕切り直しとなった上に、従来の上昇の原動力であった「円安」と「米ハイテク株高」が政策的側面により訂正されているこの状況は、高値奪回が早期には困難になったことを示してもいます。一方で日経平均のPERも一時の17倍台から15倍台へと下がり割高感は薄れています。目先筋の手じまい売りが一巡すれば来週あたりから下値を固め反転してくる流れに入って行きそうです。チャート面では4月安値3万6733円が強い支持ポイントで、この辺りで下値は守られることになるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)