株価指数先物【昼】 4万円接近で調整一巡感が意識される

日経225先物は11時30分時点、前日比770円安の4万0310円(-1.87%)前後で推移。寄り付きは4万0220円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万0240円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。下へのバイアスが強まるなか、現物の寄り付き時には一時4万0060円まで下落幅を広げる場面も見られた。ただし、節目の4万円接近で調整一巡感が意識されやすく、売り一巡後は4万0200円を挟んで下げ渋るなか、終盤にかけては4万0420円まで下げ幅を縮める場面もみられた。

日経225先物は売り先行で始まり、週足のボリンジャーバンドの+1σ(4万0110円)水準で下げ渋る動きから下落幅を縮めている。東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]の3社で日経平均株価を500円ほど下押しているが、寄り付き後は下げ渋りをみせているため、ここからのショートは仕掛けづらいだろう。

相対的にTOPIX優位の展開となっており、NT倍率は先物中心限月で13.94倍に低下した。一時13.93倍まで下げており、7月2日に付けた直近安値の13.94倍を下回ってきた。これにより、下期入り後のハイテク主導による上昇した部分を打ち消しており、NTショートでのスプレッド狙いも一巡感が意識されやすいと考えられる。