株価指数先物【昼】 米半導体株の弱い流れを引き継ぐ

日経225先物は11時30分時点、前日比70円高の4万1310円(+0.16%)前後で推移。寄り付きは4万1590円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万1545円)を上回り、買いが先行して始まった。ただし、寄り付きを高値に軟化し、中盤にかけて4万1300円辺りまで上げ幅を縮めた。売り一巡後に4万1470円まで買われる場面もみられたが、終盤にかけて利益確定に伴うロング解消の動きのなか、4万1290円〜4万1360円辺りでの推移となった。

日経225先物は買い先行で始まったが、週足のボリンジャーバンドの+2σ(4万1460円)水準をキープできず、持ち高調整の動きに向かわせたようだ。米半導体株の弱い流れを引き継ぐ形となり、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]の下げが日経平均株価の重荷となった。相対的にTOPIX優位の展開となったほか、東証グロース250指数の上昇率は2%を超えており、大型株から中小型株への資金シフトが意識された。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。一時14.13倍まで下げる場面もみられており、25日、75日、200日移動平均線が集中している水準を割り込んできている。ローテーションが本格化するとの見方から、NTショートに振れやすい需給状況に向かいそうである。