日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の4万1400円(+0.55%)前後で推移。寄り付きは4万1280円と、シカゴ日経平均先物の清算値(4万1090円)を上回り、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた4万1210円を安値に上げ幅を広げ、中盤にかけて一時4万1530円まで買われた。買い一巡後は4万1250円まで軟化する場面もみられたが、終盤にかけては4万1400円を挟んだ推移となった。
日経225先物は一時4万1530円まで買われたが、週足のボリンジャーバンドの+2σ(4万1490円)水準では強弱感が対立しやすいようである。先週末の急落に対する自律反発の域は脱せないが、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられ、ショートを仕掛けづらくさせている。オプション権利行使価格の4万1250円から4万1500円辺りでのレンジ推移が意識されそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.16倍まで低下した。25日、75日、200日移動平均線が集中している水準まで下げてきた。調整一巡感が意識されやすく、NTショートを巻き戻す動きに向かうかを見極めたいところであろう。