今週の日経平均終値は4万1190円で、前週末比278円高でした。
今週の日経平均は3週連続高ととりあえず騰勢を維持しています。週間高値は4万2426円(前週末比1514円高)まであり、本日のような日銀の円買い介入などがなければ4万2000円台で引けていた可能性は十分にあります。一方、糸の切れたタコのような上げ方となっていたので、この介入はかえって冷静さを取り戻す良いきっかけになったかもしれません。それでも円安の流れは止まりそうになく、利下げ期待による米株高、日米の長期金利低下などトリプルメリットによって中長期的にはまだ上げ余地は十分にありそうな雰囲気です。背景には世界的なカネあまりがあります。一部報道では米国の投資待機資金(MMFの残高)は1000兆円と過去最大額に膨らんでいるとのこと。日本でも預金から投資に向かう流れは依然として続いており、今年の株高は需給面からもまだ続くことになりそうです。(ストック・データバンク 編集部)