<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2024年7月5日

今週の日経平均終値は4万0912円で、前週末比1329円高でした。

今週の日経平均は大幅続伸し一気に史上最高値を更新してまいりました。上場全銘柄で算出する時価総額型の指数トピックスも34年7カ月ぶりに史上最高値を更新。ダブル高値更新で日本株は名実ともに新しい時代に入ったことを証明しています。1989年バブルピーク時の時価総額が約600兆円、現在はすでに1000兆円を突破しており、すでに数年前から市場規模としては当時を抜いていたわけですが、それでも指数(価格)が高値を取るということは重要で、企業の価値も上がっていることになり、日本企業の稼ぐ力、配当で還元する力は各段に変わっていることを示しています。PERは17倍台に上昇しましたがまだバブルというほどではないでしょう(ちなみにバブル当時の60倍は論外ですが)。円安、米株高という流れが続くうちは7月相場で4万2000円程度というのも不思議ではなくなっています。(ストック・データバンク 編集部)