<マ-ケット日報> 2024年7月4日

4日の市場は日経平均が大幅に5日続伸。終値は前日比332円高の4万913円で、今年3月22日につけた史上最高値(4万888円)を3カ月半ぶりに超えてきた。バリュー株物色が戻りトピックスも力強く5連騰。こちらは1989年12月の史上最高値を更新した。前日の米国市場はハイテク株が買われ日本株にも引き続き追い風に。米国で長期金利が低下したこともプラスとなった。4万1000円の大台を前に終盤はやや伸び悩んだが、上昇の流れ自体は当面続きそうだ。

昨日の米国市場は目先筋の利食い売りが出てダウ平均は3日ぶりに小反落した。この日発表されたISM非製造業景況感指数が前月から低下し事前予想をも下回った。米景気への懸念が出る半面、年内利下げへの期待も膨らみ材料としては中立に。この日は7月4日の米独立記念日の前日で株式市場は午後1時までの短縮取引。ダウ平均は方向感なく推移し結果的に小口の売りで値下がりした。一方、ハイテク株人気は相変わらずでナスダック指数は3日続伸し連日で最高値を更新している。

さて、東京市場は円安一服でも米ハイテク株人気に支えられて上値を伸ばす展開。トピックスもついに最高値を更新しさらに上値をうかがう状況にある。今晩の米国市場が休場のため、週末でもある明日はさすがに上げ方が鈍るだろうが、円安や米ハイテク株高の流れは簡単に変わらないため、上昇基調自体は来週にもつながっていきそうだ。(ストック・データバンク 編集部)