3日の市場は日経平均が力強く4日続伸。終値は前日比506円高の4万580円で3月27日以来の高値となった。前日の米ハイテク株高に後押しされて朝から買いが先行。4万円台に乗せてなお勢いを維持する強さを見せている。半導体株や電子部品株に買いが集まり指数としては日経平均の上げが際立つ状態。バリュー株中心だった相場から本日は値ガサ株、ハイテク株中心の相場へとバランスが取れた上昇相場となっている。円安進行も現状では強い追い風だ。
昨日の米国市場はテスラ株の急騰がけん引役となってダウ平均は続伸した。この日発表したEV大手テスラの4-6月世界販売台数は前年同期を下回ったものの事前予想ほど悪化はしなかった。失速が懸念されていただけに見直し買いが入り同社株は10%を超える急騰へ。これが他のハイテク株などにも波及し主要指数を押し上げた。ハイテク株の多いナスダック指数は連日で最高値を更新し、S&P500種指数も半月ぶりに最高値を更新した。
さて、東京市場は円安、米株高と整った外部環境に後押しされて日経平均が騰勢を維持する展開。ここに来て外国人による日本株の見直し買いも入っているようで当面は上値を試す動きとなるだろう。トピックスは連日で年初来高値を更新し、日経平均も3月22日につけた史上最高値(4万1087円)の更新が近いうちに達成されそうな状況だ。(ストック・データバンク 編集部)