今週の日経平均終値は3万9583円で、前週末比986円高でした。
今週の日経平均は大幅反発し、一気にレンジ上限を突破する上放れの展開を見せています。週足チャート上では下値がちょうど26週移動平均線（3万8171円）にタッチしてからの急反転で、まさにセオリー通りの上昇トレンドを描いています。高値もち合いで稼いでいた日柄調整がちょうど満ちてきたタイミングでもあるでしょう。上値は心理的な大きな節目でもある4万円が関門となりそうですが、トピックスが年初来高値を更新している状況から、7月相場のうちに大台回復は実現しそうな雰囲気です。物色はバリュー株中心で、米国のように急成長している半導体・ハイテクセクターといったグロース株の少ない日本の場合は、指数の上げはやや緩やかにならざるを得ないでしょうが、7月相場はそれでも安定した上昇相場が展開されることになりそうです。（ストック・データバンク 編集部）