今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、160円ラインを巡る神経質な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=159円30〜160円30銭。
この日は、朝方に159円90銭台に上昇し、4月29日以来、約2カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。同日に記録した160円24銭が意識されるが、同時に政府・日銀による為替介入も警戒されるだけに160円台乗せを巡る攻防が続くことが予想される。今晩は目立った経済指標の発表の予定はなく、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁の講演などがある程度。週末28日発表の米5月個人消費支出(PCE)デフレーターを視野に一進一退が続くことも予想される。