外為サマリー:159円70銭台で一進一退、約2カ月ぶりドル高水準で警戒感

24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=159円71銭前後と前週末午後5時時点に比べ90銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=170円87銭前後と同1円10銭強のユーロ高・円安で推移している。

ドル円は、午前9時頃には159円90銭前後と4月下旬以来、2カ月ぶりのドル高・円安水準で推移していたが、午後にかけては159円70銭台での一進一退となった。この日、日銀が公表した6月13〜14日開催分の金融政策決定会合における「主な意見」は、国債の買い入れ減額に関して「ある程度の時間をかけて慎重に検討すべき」との声が出るなか、市場の反応は限定的だった。ドル円は160円に接近し、政府・日銀による為替介入も警戒する水準に入っており、上値は重くなっている。

ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0698ドル前後と同0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。