ドル円は158円台半ばに上昇 米国債利回りの上昇に追随=NY為替序盤

きょうのNY為替市場でドル円は買いが優勢となっており、158円台半ばに上昇している。朝方発表の米経済指標は概ね弱い内容となり、FRBの年内利下げ期待を裏付ける内容となったものの、米国債利回りが上昇しておりドル円も追随している模様。

根強い円安がドル円をサポートしている状況に変化はない。財務省が介入した時ほどの勢いはないが、じりじりと160円に向かっている。

先ほどカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、金利は経済指標次第との述べており、これまで伝わっているFOMC委員の発言とほぼ同様に、利下げに慎重姿勢も滲ませている。

本日は英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果が発表になっていたが、予想通りに据え置いた。ただ、より多くの政策委員が利下げ支持に近づいていることを示唆しており、夏の終わりまでに利下げが実施されるとの期待を後押ししている。ポンドは売りの反応を示していた。9人の委員のうち2名が利下げを支持した。

なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。

20日(木)
157.00 (ドル20億4000万)

21日(金)
157.50 (10.8億ドル)
159.00 (11.3億ドル)