アジア株 上海株は続落、元安の流れ止まらず 7カ月ぶりに1ドル=7.26元 台湾株連日最高値

アジア株 上海株は続落、元安の流れ止まらず 7カ月ぶりに1ドル=7.26元 台湾株連日最高値

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 18354.16(-76.23 -0.41%)
中国上海総合指数 3009.76(-8.29 -0.27%)
台湾加権指数 23341.75(+132.21 +0.57%)
韓国総合株価指数 2811.42(+14.09 +0.50%)
豪ASX200指数 7763.60(-6.12 -0.08%)
インドSENSEX30種 77176.69(-160.90 -0.21%)

アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける。韓国と台湾は堅調、時間外でナスダックが上昇していることが好感されている。

台湾株は続伸、史上最高値をつけている。TSMCは0.5%安と反落、ひとまず調整売りに押されているが株価上昇はまだ続くだろう。TSMCの時価総額は1兆ドル目前、先週バフェット氏率いる米バークシャーハサウェイを抜き世界8位になった。米ゴールドマンサックスやシティ、モルガンスタンレーなど相次いで目標株価を引き上げている。韓国株は約2年半ぶりに2800ポイント台を回復。LGディスプレイやLG電子、サムスン電子、SKハイニックスなどハイテク関連が上昇している。

香港株は反落、きのう3%近く上昇したことから利益確定の売りに押されている。消費者サービスや自動車、不動産が下落している。一方、中国海洋石油や中国石油天然気、中国石油化工などエネルギー関連は上昇。

豪州株は小幅続落、追加利上げに対する警戒感が高まっている。豪中銀はインフレ低下のペースが鈍化しているとして、必要ならば追加利上げを排除しないとタカ派姿勢を維持した。6月会合では利上げについても議論、利下げについては議論しなかったとしており、7月末に発表されるCPI次第では追加利上げに踏み切る可能性も出てくる。

上海株は小幅続落、元安の流れが止まらない。中国人民銀行は20日、元の中心レートを1ドル=7.1192元と、昨年11月以来となるドル高・元安方向に設定。これを受け、人民元が対ドルで下落している。オンショア人民元は対ドルで昨年11月以来となる1ドル=7.2600元をつけた。オフショア人民元も昨年11月以来の安値。