東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 18385.75(-44.64 -0.24%)
中国上海総合指数 3010.85(-6.59 -0.21%)
台湾加権指数 23270.03(+60.49 +0.26%)
韓国総合株価指数 2802.45(+5.12 +0.18%)
豪ASX200指数 7764.60(-5.12 -0.07%)
アジア株はまちまち。きのうは米国市場が休場だったこともあり材料難で方向感に欠ける。
世界的な半導体株の上昇の勢いは続いている。台湾市場ではTSMCが上場来高値を更新、1000台湾ドル大台目前まで上昇している。TSMCの時価総額は1兆ドルに迫る勢いで、先週バフェット氏率いる米バークシャー・ハサウェイを抜き世界8位になった。まだまだTSMC株上昇は続く見通しで、複数の米金融機関が目標株価を引き上げている。ゴールドマンサックスは1160台湾ドルに、シティは1150台湾ドル、モルガンスタンレーは1080台湾ドルに引き上げた。
台湾株は続伸し史上最高値を更新、資本財や公益関連が上昇。半導体関連は下落している。TSMCは0.2%安と小反落、きのうは一時984台湾ドルをつけた。
香港株は小幅反落。自動車や不動産、消費者サービス関連が下落している一方、素材やエネルギー関連は上昇している。レノボやSMIC、バイドゥ、アリババ、テンセントホールディングスなどハイテク関連の一角も上昇している。
上海株は小幅続落、元安進行が懸念されている。中国人民銀行は20日、元の中心レートを1ドル=7.1192元と、昨年11月以来となるドル高・元安方向に設定した。これを受け人民元が対ドルで下落。オンショア人民元は対ドルで昨年11月以来となる1ドル=7.2600元をつけた。オフショア人民元も昨年11月以来の安値をつけている。
ただ、きのうから中国で年次金融フォーラムが開催されており、様子見ムードが広がっているため積極的な売買は手控えられている。同フォーラムには人民銀行総裁や中国証券監督管理委員会(証監会)主席、中国国家外為管理局(SAFE)局長のほか、IMF専務理事も出席している。