19日前引けの日経平均株価は前営業日比225円10銭高の3万8707円21銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億8414万株、売買代金概算は1兆6544億円。値上がり銘柄数は1125、対して値下がり銘柄数は468、変わらずは52銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け買い優勢の地合いとなり、日経平均株価は続伸した。前日の米国株市場で主要株価指数が揃って上昇、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は過去最高値更新が続いている。個別に米エヌビディア<NVDA>が最高値を更新し時価総額世界首位に浮上、同社株の人気が波及し、半導体関連も総じて高い。ただ、東京市場では半導体主力銘柄に安いものが目立ち、全体指数の上値が押さえられた。外国為替市場でドル高・円安が一服していることも輸出セクターには向かい風となっているもようだ。日経平均は3万8000円台後半で強弱観を対立させている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い上昇、三菱重工業<7011>も買い人気を集めた。アドバンテスト<6857>が高く、日立製作所<6501>も値を上げた。トヨタ自動車<7203>が堅調。藤田観光<9722>は前日のストップ高に続ききょうも大幅高。三菱自動車工業<7211>も活況高に。半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>が軟調、東京エレクトロン<8035>も冴えない。ソシオネクスト<6526>も売りに押され、SCREENホールディングス<7735>も下落した。FPパートナー<7388>はストップ安、ヤーマン<6630>、TOKYO BASE<3415>も大きく値を下げた。