18日の米株式市場では、NYダウが前日比56.76ドル高の3万8834.86ドルと続伸した。5月の米小売売上高は前月比の伸びが小幅なものにとどまり、4月分は下方改定された。市場の利下げ観測をサポートする内容となった一方、米国景気に対する懸念も広げ、主力株の上値を圧迫した。ハイテク株は総じて堅調に推移し、エヌビディア<NVDA>の時価総額はマイクロソフト<MSFT>を抜いて世界トップに躍り出た。
ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やベライゾンコミュニケーションズ<VZ>、ホーム・デポ<HD>が上昇し、クローガー<KR>とチェグ<CHGG>がしっかり。レイジーボーイ<LZB>が大幅高となった。一方、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>とボーイング<BA>、マクドナルド<MCD>が冴えない展開となり、ネクステラ・エナジー<NEE>とレナー<LEN>が売られた。
ナスダック総合株価指数は5.212ポイント高の1万7862.232と小幅に7日続伸した。エヌビディアが上伸し、マイクロン・テクノロジー<MU>やアプライドマテリアルズ<AMAT>、クアルコム<QCOM>が堅調推移。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>とセルシウス・ホールディングス<CELH>が上値指向を強めた。半面、アップル<AAPL>とメタ・プラットフォームズ<META>、テスラ<TSLA>が水準を切り下げたほか、マイクロソフトが小安い展開。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とブロードコム<AVGO>は下落した。