18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=157円84銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭弱のドル高・円安となっている。
前日のニューヨーク市場では米経済指標の改善を受けて景気見通しへの懸念が後退し、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。これを受けて東京時間でドル円相場は1ドル=157円台後半を中心とした動きとなった。植田日銀総裁が国会で7月利上げの可能性を示唆する発言をしたことが午前中に伝わり、157円50銭台まで軟化する場面もあったが、売り一巡後は下げ渋った。オーストラリア準備銀行はこの日、金融政策決定会合を開催した。政策金利は据え置いたが、会合で利上げに関して議論したことが明らかとなり、これを受けて豪ドルが上昇。豪ドル買い・円売りの流れがドル円相場にも波及し、午後に入り157円80銭台まで水準を切り上げた。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0723ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0023ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円24銭前後と同66銭程度のユーロ高・円安で推移している。