タカ派なカシュカリ総裁が姿勢変換か

最近、FRB内でタカ派として知られているカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が姿勢を変換したようだ。同総裁は年内に利下げを実施する可能性があると述べている。

これまで同総裁は、いつ利下げに踏み切るかについて、一貫してタカ派寄りの見解を示してきた。5月15日に開催された会議では「基調インフレがどこに向かうのか分かるまで、もうしばらく金利を据え置く必要がある」と述べていたほか、5月28日のフォーラムでは「追加利上げの可能性も選択肢から排除されていない」と述べていた。

しかし、同総裁は先週のインフレ指標を受けて態度を変えたようだ。週末のマスコミでのインタビューで「FRBが年末に利下げを実施すると考えるのは妥当な予測だ」と述べている。あるなら12月だという。