ダウ先物は軟調 ただ、イベント通過で改めて強気な見方も=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 38914(-95.00 -0.24%)
S&P500 5496.25(-6.00 -0.11%)
ナスダック100先物 19953.75(+8.25 +0.04%)

米株価指数先物市場でナスダック100は小幅高で推移しているものの、ダウ先物、S&P500は下落。先週のFOMCやインフレ指標を通過して、最高値圏にある米株式市場はネガティブな反応は見られなかった。市場からも先週のイベントを通過して改めて強気な見方が出ている。

「企業業績やAIへの期待に対する楽観的な見方が、中国の成長鈍化や欧州の政治リスクの高まりを上回り、センチメントは引き続き堅調。成長鈍化は見られるものの、米経済はソフトランディングの軌道にあり、大幅な減速や景気後退はあり得ない。最近の良好なインフレ指標は、FRBが年後半に利下げできるという見方を継続している」といった声も聞かれる。

今週は水曜日に祝日があり、4日間の立会となる。経済指標では明日の5月の米小売売上高と、祝日明けの米住宅指標を市場は注視している。

ディズニー<DIS>が時間外で上昇。異色ヒーロー映画「デッドプール&ウルヴァリン」の来月の劇場公開を中国当局が承認した。米中関係が冷え込む中で、以前の大作映画の公開を中国当局が禁止していた。

家具、家電、PCなどのリース販売を手掛けるアーロンズ<AAN>が時間外で急伸。フィンテック企業のIQベンチャーズ社が企業価値約5億400万ドルで買収することで合意した。

設計ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が時間外で上昇。アクティビスト(物言う株主)として知られるスターボード・バリューが5億ドルの同社株を取得し、同社の改革を求めていると報じられた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
オートデスク<ADSK> 236.26(+10.39 +4.60%)
アーロンズ<AAN> 9.96(+2.42 +32.10%)
ディズニー<DIS> 101.00(+1.03 +1.03%)

アップル<AAPL> 213.86(+1.37 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 442.49(-0.08 -0.02%)
アマゾン<AMZN> 182.82(-0.84 -0.46%)
アルファベット<GOOG> 177.35(-1.02 -0.57%)
テスラ<TSLA> 176.95(-1.06 -0.60%)
メタ<META> 502.28(-1.88 -0.37%)
エヌビディア<NVDA> 133.55(+1.67 +1.27%)
AMD<AMD> 159.00(-0.63 -0.39%)
イーライリリー<LLY> 880.35(+1.90 +0.22%)