17日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比373円安の3万8440円と反落。
主力銘柄中心にリスク回避の動きで日経平均株価は下値模索の展開を強いられている。前週末は欧州株市場が政局不安からほぼ全面安商状となり、米国株市場もこの影響が及び主力銘柄などの上値を押さえた。米国では発表された経済指標を受け個人消費の減速を警戒する動きも重荷となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は上値追い態勢が続き、連日の最高値更新と気を吐いているが、最近の東京市場はナスダック市場との連動性が薄れており、目先はポジション調整の売りが優勢。取引時間中は外国為替市場の動向などにも左右され、不安定な値動きが想定される。