14日の米株式市場の概況、NYダウ4日続落 欧州株安で心理悪化

14日の米株式市場では、NYダウが前日比57.94ドル安の3万8589.16ドルと4日続落。フランスの政治情勢を巡る先行き懸念から欧州の主要株価指数がそろって下落し、投資家のリスク選好姿勢を後退させた。もっとも米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が広がるなかでハイテク株の一角が底堅く推移し、下値は限られた。

ボーイング<BA>とダウ<DOW>、キャタピラー<CAT>が軟調に推移。ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス<NCLH>とカーニバル<CCL>が急落した。一方、アメリカン・エキスプレス<AXP>やセールスフォース<CRM>が買われ、サービスナウ<NOW>が水準を切り上げた。

ナスダック総合株価指数は21.322ポイント高の1万7688.882と5日続伸となり、過去最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>が上伸し、ネットフリックス<NFLX>とアルファベット<GOOG>が堅調。ブロードコム<AVGO>が高く、アドビ<ADBE>が急騰した。一方、アップル<AAPL>が売られ、テスラ<TSLA>が冴えない展開となった。