<マーケット日報> 2024年6月13日

13日の市場は日経平均が続落。終値は前日比156円安の3万8720円だった。前日の米ハイテク株高を受けて取引開始早々に3万9252円(375円高)まで買い進まれたが、後続の買いが一切入らずその後は一貫して上げ幅を縮小。中頃にはマイナス圏へと落ちてしまい、改めて3万9000円台における戻り売りの強さを知ることとなった。日銀の金融政策決定会合の結果発表を明日に控えていることも買い上げにくさにつながっているようである。

昨日の米国市場は一時大きく上げる場面があったもののダウ平均は最終的には小幅続落した。朝方発表された5月の消費者物価指数の伸びが事前予想を下回ったためダウ平均は370ドル高と好感した。一方、午後のFOMCの結果では年内の利下げ回数が前回の3回から1回に減ったことがネガティブサプライズとなりダウ平均はマイナスへ。それでも長期金利が目立った上げを見せなかったことでナスダック指数は3日連続の最高値更新となっている。

さて、東京市場は米半導体・ハイテク株高という支援材料があったものの上値を伸ばし切れず引き続きレンジ内へと戻る動きに。売りも買いも外国人短期筋による先物取引が中心で中身はあまりないのかも知れない。主力どころではトヨタの下げが目立ち本日はバリュー株全体の弱さが表れている。トピックスは約半月ぶりに下値25日移動平均線を割り込んでしまった。(ストック・データバンク 編集部)