アジア株 インド株は史上最高値、選挙結果前の大幅な下げを帳消し モディ氏3期目就任式終え安堵感

アジア株 インド株は史上最高値、選挙結果前の大幅な下げを帳消し モディ氏3期目就任式終え安堵感

東京時間13:55現在
香港ハンセン指数 18366.95(休場)
中国上海総合指数 3051.28(休場)
台湾加権指数 21858.38(休場)
韓国総合株価指数 2715.51(-7.16 -0.26%)
豪ASX200指数 7860.02(休場)
インドSENSEX30種 76732.00(+39.64 +0.15%)

アジア株式市場の大半は休場。中国と香港、台湾が端午節で、豪州が国王誕生日のため休場となる。

韓国株は下落。米利下げ期待が後退しているほか、欧州の政治不安が高まっている。マクロン仏大統領率いる与党連合が惨敗し1997年以来となる下院解散へ。7月には英国の総選挙も予定されており、英国や欧州の政治混乱が警戒される。ややリスク回避ムードが広がっているが、中国香港が休場となるうえ、12日には米政策金利の動向を左右する米消費者物価指数があるため様子見ムードが広がっており、売り一巡後は下げ渋っている。消費者サービスや素材、ハイテク、公益、エネルギー関連が下落している。

インド株は4営業日続伸し、史上最高値を更新。インド選挙結果前の大幅な下げを帳消しにした。ただ、高値更新後は利益確定の売りも出ており上げ幅を縮小している。
インド総選挙ではモディ氏勝利確実も出口調査で意外にも僅差だったことを受け、インド株は4日に6%近く暴落し過去4年間で最大の下げを記録した。ただ、モディ氏勝利確実との見方は変わらず、その後は買い戻されている。

9日にモディ首相3期目の就任式が行われたことで、安堵感が広がっている。モディ氏はインド経済を現在の世界5位から3位に押し上げることを約束しており、さらなる経済成長が期待される。アクシス銀行やインドステイト銀行、インダスインド銀行など金融株が総じて上昇。自動車や公益関連も軒並み上昇している。