外為サマリー:155円60銭台に上昇、ドルに見直し買いが流入

5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円64銭前後と前日午後5時時点に比べ20銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=169円33銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。

ドル円は、前日のニューヨーク市場で一時154円50銭台までドル安・円高が進んだ。しかし、その後はドル買い・円売りが優勢の展開。特に、4月の毎月勤労統計調査(速報)で、実質賃金が前年同月比0.7%減と25カ月連続の前年割れとなった。賃金上昇の勢いは弱く日銀の利上げはまだないとの見方が優勢となり、ドルに見直し買いが入り午後にかけ155円台半ばへ値を上げた。今晩は米5月ISM非製造業景況指数や同ADP雇用統計の発表が予定されており、その結果が注目されいてる。

ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0879ドル前後と同0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。