東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 18527.61(+83.50 +0.45%)
中国上海総合指数 3079.92(-11.28 -0.36%)
台湾加権指数 21470.52(+113.90 +0.53%)
韓国総合株価指数 2690.22(+28.12 +1.06%)
豪ASX200指数 7766.50(+29.44 +0.38%)
インドSENSEX30種 72580.63(+501.58 +0.70%)
アジア株は上海を除いて上昇、前日の米株高を好感した買いが続いている。最近の米経済統計はどれも弱く、年内の米利下げ開始期待が高まっている。ただ、週末の米雇用統計を前に警戒感が高まっており、買い一巡後は上げ幅を縮小している。
中国PMIを受け香港株は上げ幅を拡大し、一時1.5%高となったが、約1週間ぶり高値をつけたとは利益確定の売りも出ている。
ネットイースやテンセントホールディングス、JDドットコム、アリババなどハイテク関連の一角が上昇している。一方、エネルギーや素材、不動産、消費者サービス関連は下落している。
上海株は反落、PMIを受け一時下げを帳消しにする場面もあったが、その後は再び売りに押されている。
きょう発表された中国5月の財新非製造業PMIは昨年7月以来の高水準となった、市場予想も上回った。ただ、統計局発表の製造業PMI、非製造業PMIが揃って弱かったことが引き続き懸念されているもよう。また、大胆な不動産支援策を好感した買いの勢いも弱まっている。長引く不動産不況からはそう簡単には脱却できないと見方が多い、一部の海外ファンドは中国株を空売りしているという。
インド株は反発、前日に大幅下落したことから反動で買い戻されている。ただ、一時マイナス圏に沈むなど不安定な動きとなっている。
生活必需品や医療品、消費財が買い戻されている。一方、ナショナル・サーマルパワーやパワー・グリッド・コーポレーション・オブ・インディアなど電力関連は大幅安。資本財も総じて下落している。
インド株はきのう、6%近く暴落し過去4年間で最大の下げを記録した。インド総選挙はモディ氏率いる与党連合が最大400議席を獲得し圧倒的勝利を収めるとされていたが、ふたを開けてみれば予想外に接戦、与党インド人民党(BJP)は単独過半数割れとなった。モディ氏は勝利宣言をしたが、今後政治が混乱する可能性があり投資家にとっては不安材料になる。
インド総選挙は予想外に苦戦したが、モディ政権はインド経済をさらなる成長へ導くとの見方は変わらずか。米ゴールドマンサックスは、きのうの暴落は買い増しの好機と指摘、インド株の投資判断を「オーバーウエイト」で据え置いた。