5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円22銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。
4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円88銭前後と前日に比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。日銀の政策正常化が意識されたほか、予想を下回った米雇用関連指標を受けて一時154円55銭まで軟化した。
ただ、厚生労働省が朝方発表した4月の毎月勤労統計調査(速報)で、実質賃金が前年同月比0.7%減と25カ月連続の前年割れとなったことから円買いは続かず、この日の東京市場でドル円相場は持ち直す動きとなっている。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業などのドル需要が意識されやすいこともあり、午前9時10分過ぎには155円43銭まで上伸する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0884ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=168円95銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高で推移している。