東京株式(寄り付き)=続落、米金利低下で円高進行も嫌気

5日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比183円安の3万8654円と続落。

前日の欧州株市場では世界景気の先行き不透明感が重荷となり独DAXをはじめ主要国の株価指数がほぼ全面安商状となった。一方、米国株市場では、雇用指標の発表を受け米長期金利の低下基調が続き、これを拠りどころにNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇したが、景気減速への警戒感も意識されている。ダウは安くなる場面もあり、ナスダック指数の方は終盤までマイナス圏で推移する時間が長かった。これを受け東京市場でもリスク選好ムードとはなりにくく、外国為替市場で一段と円高方向に振れていることもハイテク株など輸出セクターにネガティブな影響を与えている。