このあと4月の米求人件数 前回からさらに減少が予想

＊米求人件数（4月）23:00
予想 831.5万人 前回 848.8万人

このあと日本時間23時に4月の米求人件数が発表される。予想では831．5万人と前回からさらに減少が予想されている。3月の米求人件数は2021年以来の低水準となり、労働市場の軟化傾向を示唆していたが、今回はそれがさらに進むことが見込まれているようだ。求人倍率も1．27倍と前回の1．32倍からの低下が予想されている状況。

求人数が最も多いのは医療サービス業だが、免許取得が必要なため採用には限界がある。小売業や宿泊・飲食サービス業では、低賃金での募集が多い。最低賃金が上昇し、賃金上昇圧力がかかると、企業は労働需要を見直すと予想される。

一方、労働者はより高い賃金で新たな仕事を見つけられるかどうか懐疑的になっており、離職率の予想は2．0％と前回の2．1％からさらに低下が見込まれているようだ。