4日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比220円安の3万8702円と反落。
前日の欧州株市場では、今週開催されるECB理事会で利下げが行われる可能性が高いとの見方が追い風となり主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場ではNYダウが軟調な値動きとなった。エヌビディア<NVDA>が大幅高に買われたことでナスダック総合株価指数は高かったものの、高安まちまちの米株市場の地合いを受け、東京市場では目先利益確定の売りが先行している。日経平均は前日に大幅高となり、前週末と合わせ2営業で870円近く水準を切り上げており、目先その反動で上値が重い。今週は週末の米雇用統計をはじめ米国の主要経済指標が相次ぐことで足もと慎重なムードも漂う。