アジア株は上昇、米インフレ長期化懸念後退 上海株はプラス転換、財新PMIは22年6月以来の高水準
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 18514.35(+434.74 +2.40%)
中国上海総合指数 3089.54(+3.37 +0.13%)
台湾加権指数 21499.95(+325.73 +1.54%)
韓国総合株価指数 2684.37(+47.85 +1.81%)
豪ASX200指数 7755.80(+54.06 +0.70%)
アジア株は総じて上昇。前週末のダウ大幅上昇を好感し買い優勢で始まった。先週末に発表された4月の米PCE価格指数は前年比+2.7%と3月から伸びが横ばいとなったことで、米インフレ長期化に対する懸念が後退している。時間外でも米株は上昇、米10年債利回りは低下している。
香港株は大幅上昇。吉利汽車控股など自動車関連の上げが目立つ。自動車メーカーの理想汽車は5%超高、5月の販売台数が前年同月比23.8%増となったことが好感されている。アリババやテンセントホールディングス、ネットイース、シャオミ、美団、バイドゥなどハイテク関連も上昇。恒基兆業地産や恒隆地産、中国海外発展など不動産株も軒並み上昇している。
上海株は続落して始まったが、財新PMIを受けプラス圏を回復。きょう発表された中小企業を対象とした財新の5月製造業PMIは51.7と2022年6月以来の高水準となった。また、市場予想も上回った。
インド株は大幅高で始まる見通し。インド総選挙ではモディ氏率いる与党連合が圧倒的多数を獲得する見込みで、さらなる経済成長が期待される。