今週の日経平均終値は3万8487円で、前週末比158円安でした。
今週の日経平均は小幅ながらも2週続落となりました。週間安値は3万7617円まであり5月相場のもち合いを下放れかかりましたが、週間終値ではきっちりと3万8000円台半ばまで回復しておりレンジ相場をしっかりと維持しています。日本の長期金利(10年国債利回り)が13年ぶりに1.1%まで上昇したことが今週の売り材料ですが、その割りに実需売りが乏しく、先物売りだけで空回りしたようにも見受けられます。上場全銘柄で算出する指数トピックスの動きを見れば週間では1%以上上げており、株価も13週移動平均線どころか6週移動平均をも上回っていることから、金利上昇にビクともしていない市場の側面が見えてきます。今期の業績の伸び率低下や金利高から相場の上値が重くなるのは仕方ありませんが、大きく崩れる心配もないのが今の相場でしょうか。(ストック・データバンク 編集部)