ダウ平均 38111.48(-330.06 -0.86%)
S&P500 5235.48(-31.47 -0.60%)
ナスダック 16737.08(-183.50 -1.08%)
CME日経平均先物 38130(大証終比:+130 +0.34%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。下げ幅は一時400ドルを超え、前日からの調整の流れがなお継続している。前日引け後に決算を発表したセールスフォース<CRM>が大幅安となったこともセンチメントをさらに悪化させたようだ。今月の米株式市場は最高値を更新していたが、月末になってその調整が加速しているようだ。
取引開始前に第1四半期の米GDP改定値が発表され下方改定された。米株式市場は時間外で下げ渋る反応を見せていたものの、限定的に留まった。
下落の背景にはFRBの利下げ期待の後退と、それを受けた米10年債利回りの上昇が挙げられる。アナリストは「前日の米10年債利回りが1カ月ぶりに4.6%を超えたことが投資家心理の重荷となった」との指摘も出ていた。FRBの高金利の長期化への懸念が強まっている中で、特に現在のようなバリュエーションが拡大し、カタリストが不在の中では株価の重石となる。
ただ、本日は米国債利回りも下げ、この日伝わっていたFOMC委員2名の発言が比較的ハト派な印象ではあったが反応は鈍かった。材料にかかわらず、高値警戒感からの調整ということなのかもしれない。
セールスフォース<CRM>が決算を受け大幅安。一時20%超下落。第2四半期の見通しが1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しは上方修正したものの、売上高は予想を下回る見通しを示した。今回の決算は成長鈍化への懸念を煽った模様。
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が大幅高。取引開始前に決算を発表し、1株利益が予想を上回ったことが好感されている。販売不振が深刻化し、消費者が家電製品の購入を控える中、収益性が予想を上回ったことは心強かったようだ。
HP<HPQ>が決算を受け大幅高。前日引け後に2-4月期決算(第2四半期)を発表し、PCの販売が2年ぶりに増加に転じたことが好感されている模様
AIアプリケーション開発のC3・ai<AI>が決算を受け大幅高。25年度通期の売上高で予想を上回る見通しを示した。
アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が決算を受け下落。水着のアエリーの業績不振が大きなマイナス要因となった模様。
ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiPath<PATH>が決算を受け急落。ガイダンスで売上高の見通しが第2四半期、通期とも予想を下回った。また、インスリンCEOの突然の退任も嫌気されている模様。
決済サービスのペイパル<PYPL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の68ドルから90ドルに引き上げた。
百貨店のコールズ<KSS>が決算を受け大幅安。既存店売上高が予想以上の減収となった。
ディスカウントストアのダラーゼネラル<DG>が決算を受け下落。ディルツCFOが先行きに警戒感を示したことが嫌気された。
セールスフォース<CRM> 218.01(-53.61 -19.74%)
HP<HPQ> 38.36(+5.56 +16.95%)
ベスト・バイ<BBY> 81.55(+9.65 +13.42%)
C3・ai<AI> 28.57(+4.65 +19.44%)
UiPath<PATH> 12.07(-6.23 -34.04%)
アメリカン・イーグル<AEO> 22.23(-1.82 -7.57%)
ペイパル<PYPL> 62.51(+1.46 +2.39%)
コールズ<KSS> 21.02(-6.23 -22.86%)
ダラー・ゼネラル<DG> 127.94(-11.34 -8.14%)
アップル<AAPL> 191.29(+1.00 +0.53%)
マイクロソフト<MSFT> 414.67(-14.50 -3.38%)
アマゾン<AMZN> 179.32(-2.70 -1.48%)
アルファベットC<GOOG> 173.56(-3.84 -2.16%)
テスラ<TSLA> 178.79(+2.60 +1.48%)
メタ<META> 467.05(-7.31 -1.54%)
AMD<AMD> 166.75(+1.61 +0.97%)
エヌビディア<NVDA> 1105.00(-43.25 -3.77%)
イーライリリー<LLY> 815.06(+3.53 +0.43%)