本日は第1四半期の米GDP改定値が発表され、速報値の1.6%から1.3%に下方改定された。GDPの7割を占める個人消費が鈍化したことが影響。ただ、エコノミストからは、米GDPは第2四半期に2.5%ペースに拡大し、その後の下半期は減速する可能性が高いとの見方が出ている。
全体の基調は依然として堅調だという。GDPから在庫と純輸出を差し引いた実質国内最終需要は2.5%増となった。FRBが好んで使う指標とも言われているが、速報値の2.8%増からは下方改定となったものの、2023年下半期の好調な数字を少し下回る程度で推移しているという。
ただ、第1四半期GDPに含まれていた賃金データは給与所得が冷え込んでいることを示唆しており、下半期の個人消費の伸びを鈍化させる可能性が高いとも付け加えている。