・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:1000万円、上限募集額:2000万円 |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
・ | みなし時価総額:1億2500万円 |
・ | 類似上場企業:シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]、ココナラ <4176> [東証G]、ユナイトアンドグロウ <4486> [東証G]、ビザスク <4490> [東証G]、ブリッジコンサルティンググループ <9225> [東証G] |
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
中小企業とクリエイターのマッチングPF運営
クリエイティブラビットの稲葉支央里代表はアパレル業界に8年間携わった後、短期人材サービス企業で3年間、マネージャーを担当。採用や集客に悩むクライアントを目の当たりにして、中小企業をサポートしようと2021年、同社を創業しました。
現在、稲葉代表自らが営業を務めており、その他、サポートクリエイターやバックオフィス担当スタッフによる、質の高いサービスを提供できる体制を整えています。
(出典:FUNDINNO)
同社は、Webコンテンツの発信を苦手とする中小企業と、さまざまなスキルを持つクリエイターをマッチングするプラットフォームを運営しています。
サブスクリプションの会員制モデルにより、各クライアントを専属ディレクター1名が担当、長期的に中小企業をサポートしています。クライアントの課題ごとに、約2000人の登録クリエイターから最適な人材をアサインし、質の高い制作物を短納期・低価格で制作しています。
世界で1億ユーザー以上が使うWebサイト作成ツール「Wix」で、公式パートナーレジェンドレベルとして累計700件以上の制作実績があり、テンプレート化により徹底的に工数を削減しているそうです。
2024年から、クリエイターを育成する事業も立ち上げ、スキルの底上げをしつつ、「稼げるクリエイター」を創出、リソースの確保も行っています。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・質の高いクリエイターの確保
・案件を統括できるディレクター人材の不足
【解決方法】
・クリエイター育成事業を本格化し、現在30%ほどの案件稼働率を100%近くまで高める
・優秀な経歴を持つ人材を採用し、ディレクターポジションとして育成する
企業の成長に必要不可欠な「デザイン」
(出典:FUNDINNO)
昨今、デジタル化の発展や商品・サービスのコモディティ化の加速により、企業の競合との差別化やブランディング・マーケティングは不可避になっていると同社は考えています。
そうした中で必要となるのが「デザイン」であり、欧米では、デザインへの投資を行う企業のパフォーマンスについて研究が進行、
・デザインに投資すると、投資「1」に対して営業利益は約4倍
・デザインを重視する企業の株価は10年間で約2倍
・デザイン経営が活発な企業の約7割は同業他社と比較してコアファンが多い
などの結果もあり、「デザイン」は企業の成長にとって必要不可欠なものだそうです。
一方で、デザイナーなどのクリエイティブ人材は近年、超売り手市場のため、企業での採用は困難を極めているといいます。
デザイナーはフリーランスが多い職種でもあるため、自社で採用を行うことは難しく、日本の企業で勤めるデザイナーは2016年時点で約4.1万人、全産業の従業員数の約0.07%に過ぎないそうです。
「資本力や発信力の強い大手企業に比べ、中小企業がこれらの人材を獲得していくのは非常に困難であると考えています」(同社)
昨今、個人事業主として活躍するクリエイターが多く、多くはクラウドソーシングサービスによって仕事を得ているものの、ミスマッチにより、適正な対価を受け取っていないことが多いそうです。
また、十分なスキルを持っているにもかかわらず、自分を売り込む営業方法に苦戦している人が多いといいます。
「弊社は、そうしたクリエイターに対し、弊社内で案件を紹介したり、営業力を含めたスキルアップを促して独立を支援したりすることで、適切な対価を受け取れる仕組みを構築し、『稼げるクリエイター』を創出することを目指しています」(同社)
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
近年、人手不足や専門性の高い人材の採用難を背景に、フリーランスや他社で副業として働くプロ人材をシェアする「プロシェアリング」市場が拡大しているそうです。
クリエイティブ人材のプロシェアリングサービスを展開する企業はいくつかあるものの、キャッシュを潤沢に持つ大企業向けのサービスがほとんどだといいます。
「弊社は、このようなマーケット・需要の伸びや、他社の類似サービスとポジショニングをズラした戦略を背景に、日本経済を支える中小企業をサポートし、成長していきたいと考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社はクライアントとクリエイターをつなぐプラットフォーマーとして、以下の2事業を展開しています。
【クリエイティブ制作事業】
クリエイティブ制作を全て任せられる会員制クリエイティブサービスを展開。ホームページやECサイト、動画やSNS運用などさまざまなクリエイティブが制作可能です。
累計700件以上の制作実績で蓄積したデータをもとに、質の高い制作物を提供しており、クライアントの満足度は約96%だといいます。
【クリエイター育成事業】
同社にはデザイナーやライター、動画クリエイターら約2000人が登録している一方、案件を依頼できるクリエイターは約30%であるため、2024年4月より、クリエイターを育成する事業を開始しています。
少人数制の講座で制作物に対するフィードバックや解説、独立後の仕事の受け方など、より実務に踏み込んだカリキュラムを用意しているそうです。
(出典:FUNDINNO)
同社は、会員制クリエイティブサービスとクリエイター育成の2つで収益化しています。
【クリエイティブ制作事業】
有料会員には月額1万円を12カ月分一括で支払ってもらい、うち6万円はクリエイティブ制作に使えるデポジット、残り6万円はディレクション費やサイト運用・修正費用です。
【クリエイター育成講座】
2024年6月から開始予定の3カ月集中講座「ラビットアカデミー」はコースやスキルに応じてカリキュラムを設定し、19万8000円で販売する予定です。また、無料会員からも受託し、案件ごとにスポットで収益が得られると見込んでいます。
(出典:FUNDINNO)
同社は「QCD」を高水準で保つことを重視しています。
【Quality(品質)】
クライアントとクリエイター間にディレクターが介在し、品質を徹底管理
【Cost(価格)】
700件以上の制作実績をもとにしたテンプレートの活用で、制作コストや価格を圧縮
【Delivery(納期)】
ノーコードでWeb制作できる「Wix」を使い、短い納期での制作を実現
「今後もさらにQCDを高める体制を構築し、中長期的に成長する企業を目指します」(同社)
今後の成長に向けて
(1)M&AによるExitを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
(出典:FUNDINNO)
現在、クライアントの約7割が東京に本社を置く企業であるため、東京支社を立ち上げ、営業部門の構築や営業責任者の採用により、クライアントの案件数を増やしていきたい考えです。いずれはインバウンド営業に切り替え、1件あたりの受注率を高めていくとしています。
また、クリエイターに訴求する形でYouTubeショート動画やInstagramのリールなどを運用、2024年内にクリエイター登録数約1万人を目標としています。
「今後は、さらにサービスの認知度を高め、クリエイターとクライアント企業をマッチングするプラットフォームを強固にしていきたいと考えています」(同社)
2025年には、案件管理システムの開発と構築も予定。現在、手動で行っているポートフォリオの作成を自動化し、かつ、クリエイター側でも閲覧できるようにした上で、クリエイターやクライアントの管理を効率化したい考えです。
(3)中長期計画
近年、テキストや画像の生成AIが急速に普及しており、同社は生成AIでクリエイティブの叩き台を作成し、プロのクリエイターがブラッシュアップすることで人件費を削減しつつ、クオリティの高い制作物の提供を目指しています。
「将来的には、会員制クリエイティブサービスの認知度を拡大していきたいと考えています。日本中の中小企業にとって欠かせないプラットフォームとして独自のポジションを確立し、新しい働き方や自己実現の後押しができるような企業を目指しています」(同社)
(4)2030年に会員数約3800社を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]
・ココナラ <4176> [東証G]
・ユナイトアンドグロウ <4486> [東証G]
・ビザスク <4490> [東証G]
・ブリッジコンサルティンググループ <9225> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
クリエイティブラビット株式会社
札幌市中央区北一条西3-3 ばらと北一条ビル9F-6
資本金:1,000,000円(2024年3月18日現在)
発行済株式総数:100株(同)
発行可能株式総数:5,000株
設立日:2021年1月20日
決算日:12月31日
※2024年5月20日を効力発生日として、1株を100株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は10,000株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 稲葉支央里
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 1,600株
■募集株式の払込金額
1株あたり 12,500円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。
営業役員候補の採用費及び人件費 480万円
プロジェクトマネージャーの採用費及び人件費 300万円
手数料 220万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額1,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額2,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
広告宣伝費 780万円
手数料 220万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(8株)
200,000円コース(16株)
300,000円コース(24株)
400,000円コース(32株)
500,000円コース(40株)
1,000,000円コース(80株)
2,000,000円コース(160株)
3,000,000円コース(240株)
4,000,000円コース(320株)
5,000,000円コース(400株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(40株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、5,000,000円コース(400株)を上限とする。
■申込期間
2024年5月31日~6月11日
■目標募集額
10,000,000円(上限募集額 20,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は16,000,000円とする。
■払込期日
2024年7月4日
■連絡先
クリエイティブラビット株式会社
電話番号:011-600-1647
メールアドレス:info@creativerabbit.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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