アジア株 香港株は続落も下げ限定的 上海株は小幅続伸、不動産支援策受け5月住宅販売前月比で増加
東京時間11:12現在
香港ハンセン指数 18452.28(-24.73 -0.13%)
中国上海総合指数 3119.30(+8.50 +0.26%)
台湾加権指数 21546.57(-115.93 -0.54%)
韓国総合株価指数 2657.20(-20.10 -0.75%)
豪ASX200指数 7630.10(-35.53 -0.46%)
アジア株は上海を除いて下落、前日の米株安を嫌気して売り優勢で始まった。米株は時間外でも下落している。
先日の米2年債、5年債に続き、きのうの7年債入札も低調だったことから、米10年債利回りは上昇し4週間ぶり高水準となった。米地区連銀経済報告でほとんどの地区でわずかな成長が継続したこと、物価が緩やかなペースで上昇したとの報告も金利上昇につながっている。
香港株は続落、3週間ぶり安値をつけている。ただ、値ごろ感から買い戻しも入っており下値は限定的。レノボやバイドゥ、ネットイースなどハイテク関連の一角が上昇。スマホ大手シャオミは0.5%高。第1四半期好決算とEV出荷台数のさらなる増加などを理由に、米モルガンスタンレーが目標株価を20香港ドルから25香港ドルに引き上げた。
上海株は小幅続伸。大胆な不動産支援策を受け中国5月の住宅販売が前月比で3%増加したとの報道が好感されている。上海や北京など大都市で住宅購入規制が緩和されており、夏に向け不動産市場が不況から脱却するとの期待が広がっている。
また、北京で「中国アラブ諸国協力フォーラム」が開催されており、習近平国家主席がアラブ諸国との金融・ハイテク分野での協力強化を呼び掛けたとの報道も材料視されている。新疆大全新能源やSMIC、隆基緑能科技など半導体を中心にハイテク関連が総じて上昇している。