株価指数先物【昼】 3万9000円をキープできずロング解消の動き

日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の3万8760円(-0.13%)前後で推移。寄り付きは3万8920円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8960円)にサヤ寄せする形から、やや買い優勢で始まった。その後ロングの勢いが強まるなか、3万9150円まで上げ幅を広げる場面も見られた。ただし、買い一巡後は急速に軟化し、中盤にかけて3万8680円まで売られ下落に転じた。終盤にかけては買い戻しの動きをみせており、3万8800円辺りでの推移となった。

日経225先物は寄り付き後に節目の3万9000円を突破してきたことから、ショートカバーを交えたロングの動きが強まり、一時3万9150円まで買われた。ただし、その後は国内の金利上昇が重荷となるなか、ロングを解消する動きとなったようだ。中盤にかけて3万8680円まで売られたが、その後は75日移動平均線水準での推移をみせており、短期筋のロングを解消する動きは一巡したであろう。後場は75日線およびボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防が意識されやすく、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.04倍に上昇した。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が日経平均型をけん引する一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、ダイキン <6367> [東証P]が重荷となっており、スプレッド狙いは取りづらい。