外為サマリー:一時157円40銭まで上伸、日米金利差を意識したドル買い・円売り優勢

29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=157円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭程度のドル高・円安となっている。

28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=157円17銭前後と前日に比べて30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言や、市場予想を上回った米経済指標を手掛かりに一時157円20銭まで上伸した。

FRBの利下げ転換時期が遅れるとの見方を背景に、この日の東京市場でもドル買い・円売りが優勢となっている。前日に米長期金利が上昇したことから日米の金利差が意識されやすく、ドル円相場は午前9時50分ごろに157円40銭をつける場面があった。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0851ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=170円77銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。