29日の東京株式市場はやや買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比25円高の3万8880円と反発。
前日の欧州株市場はほぼ全面安商状となったほか、米国株市場ではNYダウが200ドル超の下げをみせた。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は続伸し過去最高値を更新。またエヌビディア<NVDA>が急伸をみせ連日の最高値、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値をつけていることは東京市場に追い風材料となっている。米長期金利上昇を背景に外国為替市場で円安方向に振れていることも輸出セクターにはポジティブに働きやすい。ただ国内長期金利も上昇傾向にあり、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい状況で、3万9000円近辺では強弱観対立が予想される。