28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円84銭前後と前日の午後5時時点に比べ6銭程度のドル安・円高となっている。
前日の米英市場が祝日で手掛かり材料難のなか、朝方は156円90銭近辺で推移。日銀による金融政策の早期正常化観測を背景に、この日の債券市場で長期金利が1.035%と約12年ぶりの水準に上昇した。日米金利差の縮小が意識され、ドル円相場は昼にかけて一時156円60銭台前半まで軟化した。その後はもみ合う場面もあったが、ドル売りが一巡して買い戻しが入り、156円80銭台まで下げ渋った。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0875ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0025ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=170円55銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安で推移している。