アジア株 台湾株は2日続けて史上最高値、半導体大手の聯発科技が牽引 香港上海はプラス転換

アジア株 台湾株は2日続けて史上最高値、半導体大手の聯発科技が牽引 香港上海はプラス転換

東京時間11:16現在
香港ハンセン指数 18978.90(+151.55 +0.80%)
中国上海総合指数 3127.57(+3.38 +0.11%)
台湾加権指数 21867.81(+64.04 +0.29%)
韓国総合株価指数 2728.36(+5.37 +0.20%)
豪ASX200指数 7775.30(-13.01 -0.17%)

アジア株はまちまち。

香港株は0.80%高。きのう1%超上昇したことから利益確定売り優勢で始まったが、すぐにプラス圏を回復。上海株もプラス圏を回復している。

中国政府が過去最大の半導体投資ファンドを設立したことが引き続き材料視されているほか、上海市が住宅購入時の頭金比率を引き下げるほか、一部の住宅購入規制も緩和すると発表したことが好感されている。また、中国外務省が海洋問題について誤解を避けるため協議を続けることで米国と合意したと発表したことを受け、米中対立の緩和も期待されている。

香港市場ではバイドゥやテンセントホールディングス、ネットイース、アリババ、JDドットコム、美団などハイテク関連が上昇している。華潤置地や領展房地産投資信託基金、龍湖集団、新鴻基地産発展、CG SERVICES、恒基兆業地産など不動産株も上昇。時間外でNY原油価格が上昇していることから、中国海洋石油や中国石油天然気、中国石油化工などエネルギー関連も上昇している。上海市場ではハイテク関連が上昇。素材やエネルギー関連の一角も上昇。一方、消費財や医療品、生活必需品関連は下落している。

台湾株は小幅続伸、2営業日続けて史上最高値を更新している。半導体関連が総じて上昇。
モバイル端末向けIC設計大手の聯発科技は2.3%高と続伸、2営業日続けて上場来高値を更新している。米エヌビディアとPC向けAIプロセッサーを開発する計画との報道が引き続き材料視されている。米モルガンスタンレーが主力スマホのシェア拡大などを理由に目標株価を1388台湾ドルから1588台湾ドルに引き上げたことも好感されている。TSMCは0.2%高と小幅続伸、きのう上場来高値を更新したことから調整売りも出ている。