アジア株 台湾株は史上最高値、エヌビディアCEOが台湾に到着 TSMCや聯発科技など半導体関連に買い集中

アジア株 台湾株は史上最高値、エヌビディアCEOが台湾に到着 TSMCや聯発科技など半導体関連に買い集中

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 18681.03(+72.09 +0.39%)
中国上海総合指数 3100.22(+11.35 +0.37%)
台湾加権指数 21777.16(+211.82 +0.98%)
韓国総合株価指数 2702.02(+14.42 +0.54%)
豪ASX200指数 7789.20(+61.61 +0.80%)
インドSENSEX30種 75476.44(+66.05 +0.09%)

アジア株は軒並み上昇。前週末の米ミシガン大学消費者信頼感の1年先インフレ期待が速報値から低下したことを受け、米インフレ鈍化期待が広がっている。ただ、きょうは米国市場が休場となるため買い一巡後は様子見姿勢が強まっている。

台湾株は史上最高値を更新。米半導体大手エヌビディアのフアンCEOがきのう台湾に到着、台北で開催されるテクノロジー博覧会に参加するもよう。CEOの台湾訪問が材料視されており半導体を中心にハイテク関連に買いが集中している。

TSMCは0.5%高、序盤に上場来高値を更新したあと調整売りも出ており上げ幅を縮小している。鴻海精密工業は4.6%高、聯華電子は4.4%高、台達電子は3.5%高、華碩電脳は2.3%高。モバイル端末向けIC設計大手の聯発科技は7%超高、上場来高値を更新している。米エヌビディアとPC向けAIプロセッサーを開発する計画との報道が材料視されている。

上海株は0.37%高、元安の一服が好感されている。中国人民銀行は27日、元の中心レートを5営業日ぶりに元高・ドル安方向に設定した。人民元は対ドルで7営業日ぶりに反発している。ただ、西側諸国との対立激化は懸念されている。G7は週末、中国の「非市場的政策及び慣行」に対し懸念を表明した。米国はドイツ、フランス、EUも中国に対し不満を抱いているとも指摘。

香港株は0.39%高。エネルギーや素材、消費者サービス関連の一角が上昇している。一方、新世界発展や恒隆地産、CG SERVICES、中国海外発展、龍湖集団、華潤置地、九龍倉置業地産投資、恒基兆業地産など不動産株は総じて下落している。香港の先週末の新築住宅販売件数は前週比75%減、2月末に不動産過熱抑制策を撤廃して以来の大幅な落ち込みとなった。